それまでは、出前と呼ばれ寿司以外にもそば屋、中華店などが近所のお客様に配達していました。
それでは、なぜ出前が衰退したのに対して、宅配が伸びたのでしょうか?
出前といえば「そば屋」、宅配といえば「ピザ屋」が一般的なイメージですが、お客様宅に配達することは変わりません。
それでは、そば屋とピザ屋にたとえて、違いは何かを検証致します。
1つは、配達できる商圏です。
□出前そば屋は、店舗から数百メートル商圏
□宅配ピザ屋は、店舗から数Km商圏
2つ目は、主たる商売と従となるサービスです。
□出前そば店は、出前専門店でなく、来店されたお客様を主とし、配達は従です。
□宅配ピザ屋は、配達することが主であり、来店するお客様のTakeoutと従です。
そのため、同じ配達をするのですが、商売に対する考え方が大きく違います。
”ビジネスモデル”の違い
このビジネスモデルの違いを理解していないと、宅配は成功しません。
●出前そば屋
・そば屋さんは、来店された目の前のお客様を第一と考えます。
たとえば、5件の出前の注文があり、次の注文に取り組むには20分掛るとします。
そこに、お客様が来店されたら、席は空いているのにちゃんと、出前の注文があるので時間が掛かることを、
そのお客様に告げて待って頂くことよりは、宅配のオーダーに割り込んで対応するところが多いでしょう。
特にピークタイムの際には、宅配されたお客様の時間が守れなく、宅配のお客様への対応も疎かになります。
飲食店の料理提供時間は、重要なファクターです。
「そば屋の出前」、この言葉ができることが、衰退した答えです。
●宅配ピザ
・宅配ピザは、1985年にドミノ社が日本にはじめて進出し、ピザだけでなく”宅配”のビジネスモデルも導入しました。
ピザは、既に洋食店のMENUにも取り入れられていたわけですが、宅配+ピザで”宅配ピザ”という商品ジャンル
を作り上げました。
宅配ピザは、”30分でお届け”と、それまでに注文してから待つ時間の不透明さの「料理提供時間」を明確にする
ことで、大ブレークをおこして爆発的な普及となりました。
宅配ピザは、料理提供時間を明確にする「30分でお届け」で、宅配ピザのジャンルを確立する。
宅配の一番重要なファクターは、「提供時間」を明確にして守る事です。
ピザなどの日常食は、食事をする本能である、”お客様がお腹が空いた”に対して、すぐに要求を叶えられる事です。
寿司などの行事食は、約束した時間までの配達を守る事です。
これを守れなくなった瞬間に、顧客は離れて行きます。
離れた顧客を取り戻すのは大変な労力が必要であり、6倍法則や10倍野法則で言われる”口コミ”で広がります。
宅配飲食店では、地域に住むリピートビジネスに対し、デットエリアが出来上がるので商売を続けられなくなります。
煩雑になるピークタイムでも、料理提供時間を素早く守るための仕組みが必要です。
だから、宅配ピザ屋で、コンピュータ・システムを導入していないところは、ほとんどないと言っても過言ではありません。
宅配導入や宅配開業を考えているかたは、まずは、注文を受ける~配達までの体制づくりです。
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