2011年8月21日日曜日

回転すしの宅配導入

回転寿司・お持ち帰り寿司で、宅配を導入された事例を何件か紹介いたします。

6年くらい前に、50店舗を持つ回転すしで宅配の導入を行いました。
当初は、1店舗で試験導入を行い、4店舗、6店舗と今では全店導入をしております。

もともと、回転すしと宅配すしではお客様の主たる利用用途が違います。

回転すしは、従来の寿司屋と比べ、安さと明瞭会計で急速に成長をしてきました。
それにより、お寿司の敷居を下げ日常的に気軽に利用をできるようになった感じが致します。
さらに、ただお寿司を気軽に食べられるだけでなく、楽しませるアミューズメント性を高めたファミリー層への強化と質の向上化と宅配寿司のオーナーも驚いていました。

しかし、回転すしで宅配の導入を試みて撤退したところも多く見てきました。

宅配寿司を利用するお客様の主たる利用は、行事利用であり利用用途が異なるからです。

行事利用とは、お祝いやお悔みなどで来客者のおもてなしをする料理です。
日常では、安くて、美味しく、楽しませることで、回転すしを利用されますが、おもてなしを行うにはちゃんとしたお寿司を頼もうと考えるからです。

では、ちゃんとしたお寿司の定義となると曖昧であり、お客様に出して恥ずかしくないブランド力です。
たとえは、お祝いに呼ばれ使い捨てパックの回転すしを出された。と来客者に思われたくないのが心理です。それが、しっかりしていても日本人はブランドや形にこだわるのです。

行事利用されるお客様に認められる必要があるのは、お寿司以外に桶であり形も重要です。
食べ比べれば・・・、行事利用する顧客はすべてのお店の味比べなどしなく、年1、2回の利用を考えれは比較することなく、その時の情報で判断を致します。

回転すし店が、行事利用を取り込むためには、お客様が宅配寿司を選択する要素を満たすことが大切です。
宅配をする事が、単純に商品を配達するのか、お客様の利用用途を広げるのか戦略が大切です。
戦略が決まれば、それにあった手法の戦術も具現化しやすくなるでしょう。

宅配寿司の60~70%が、年1、2回の利用であるが単価高く、リピート率も60~70%とあるため仕組みを作ると予算づくりも楽になります。

反対に、ある回転すし店では、来客数が減り待っていても顧客が来なく宅配を始められたといっておりました。
そして、宅配を導入するにあたりどのような準備をされたのかをお聞きしたところ、スタッフも時間をもて遊んでいるからと増員や役割など明確にしなかった結果、ピークタイムの重なる中で来店されたお客様ばかりに目配りをすると同時に、スタッフ不足の発生により店舗のオペレーションが乱れと来店されるお客様にも迷惑をかけることになり宅配から撤退したと嘆いていました。

このような外食店の方で共通することが、来店のお客様と宅配のお客様と分けて呼んでいます。
お客様は、利用用途に応じて来店もしくは宅配を選択しており、宅配をされるお客様は地域に住む身近なお客様です。
宅配で誠実な対応がされなければ、来店とは考えずにそのお店全体の評価となるのは自然です。

何をしたかったのか? 宅配で売上を上げる考えが、反対にお店全体の売上を下げることになったのではないでしょうか。

外食店の宅配導入では、地域に住むお客様への利用シーンや頻度を高め、お客様との関係を築く地域密着型のお店を作り、あくまで宅配はそのツールと考えます。
宅配導入は、リピートビジネスのため無理のないスケジュールを組むことで着実に売上に貢献します。






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